レイルブログ 2011.10.9
「A列車で行こう」
昨日、デビューしたばかりの特急「A列車で行こう」を撮るべく、三角線(新愛称:天草みすみ線)へ向かった。車窓より美しい干潟に目を奪われ、肥後長浜駅に途中下車。降車は私一人だけだった。
漁港の古い街並みを抜けたところの踏切でポイントを見つけた。海へ目を転じると海の中に伸びる「海床路」が見える。干潮時には漁船が港へ入れないため、水揚げした魚介類の運搬ができるように作られたという。打ち寄せる波の中に沈んでいく「海床路」はCMなどのロケ地にも使われ、一躍脚光を浴びたそうだ。ここで一発目の「A列車で行こう」初撮り(画像)。
そして、二発目を狙うべく、車内ロケハンしながら三角駅を折り返し、立派な駅舎に惹かれて網田駅下車。駅舎に入ると、清涼感のある空気に包まれる。床に水がまいてあり、涼しけだ。昔のローカル駅に見受けられた光景だ。
「どちらから来たの」と駅員さん。東京と答えると、駅員さんが驚いた顔をした。出身大学が東京だったので、駅伝の話題で話が盛り上がった。この会話がきっかけで、駅舎は130年保っているとか、某テレビ局に駅をくまなく撮ってもらったことなどを聞かせてくれた。
「A列車で行こう」の撮影を終えて、列車がホームを離れる時、駅員さんがいつまでも、手を振り続けてくれた。
三角線 住吉~肥後長浜
EOS1D MarkⅣ EF50mmF1.4
1/1000 f7.1 ISO400 2011.10.9